
こんにちは!kakureです
スミレヤッコ
メタリックブルーと黄色が鮮やかな小型ヤッコの仲間です。
マリンアクアリストなら一度は飼育したいと思う海水魚ではないでしょうか?
そんなスミレヤッコの性格や飼育方法をまとめていきます。
飼い方の概要
小型ヤッコの仲間でシマヤッコとは比較的近縁種
メタリックブルーとイエローのコントラストが美しく、成魚になると尾びれのブルーの中に薄っすらと破門状の模様が入る
極稀にスミレヤッコとシマヤッコのハイブリット個体が発見されたりもする
臆病で神経質なタイプの小型ヤッコで落ち着いた環境での餌付けが必要
比較的2~3cmの幼魚の方が好奇心旺盛で水槽内にも慣れやすく、餌付けに苦労せずとも人工飼料を食べる個体もいる
スミレヤッコの特徴
- 体長:
大きくても7~8cm程度、あまり大きくはなりません - 色彩・柄:
メタリックブルーとイエローのコントラスト、ストレス環境が多ければ多いほど成長するにつれて頭部のブルーが薄くなる
一度ブルーの部分が後退してしまうと色彩を戻すのは難しい
水槽内でボスにしてやりストレスがかかりにくい環境にしてあげましょう - 成長速度:
水槽内ではかなり遅く、90cm以上で単独飼いでもしない限り導入時の体長から顕著な変化は見られません
色彩に関しては慣れてくれば現れてきます
水槽サイズ
幼魚の頃は30cm程度の水槽でも飼育可能で成魚でも60cmあれば飼育可能
性格としては長距離を泳いで移動するわけではなく岩礁域を隠れながら生活する種であり
水槽環境下ではあまり大きくならないことを考慮すると水槽の大きさはあまり気にしなくていいと思います。
水質は清浄なほどいいですが、硝酸塩の値が高いからと言って急死するようなことはないです。
硝酸塩の値よりろ過がしっかり立ち上がっていて急変の少ない環境にしましょう。
水温も22℃~27℃くらいまでがいいです。
性格
性格は幼魚の方が好奇心旺盛で、成魚になるほど警戒心が強くなります。種としては臆病な分類になるでしょう
何もしなくても餌を食べる種類ではないので落ち着ける環境と自分より強い魚がいない方が飼育し易いです
どの魚にも言えることですがストレス環境によって色味は変化してしまいます
スミレヤッコの場合ストレスを感じれば感じるほどは青い部分が後退して黄色い部分が広がっていきます。美しく育てるなら単独飼育か水槽内でボスにしてあげましょう。
成魚になるにつれて尾ヒレにメタリックの扇模様がのってきてかなり綺麗です。


餌 餌付け
- 人工飼料
- ブラインシュリンプ
- ホワイトシュリンプ
- コペポーダ
- エビのすり身
- アサリ
- 魚卵
市販されている人工飼料で飼育可能です。
餌付けについては最初から人工飼料を食べる個体もいますし、食べないようなら冷凍飼料をあげていきましょう。
冷凍飼料はホワイトシュリンプ、ブラインシュリンプ、コペポーダなど。
自分で冷凍飼料を作成してみるのもいいでしょう。アルゼンチンアカエビやアサリのすり身やカラスガレイの卵などを冷凍処理後に海水で解凍して与えるのもいいです。
ヤッコ類は乾燥の海苔なども食べますので試してみるといいでしょう。
口の形状からサンゴなどを主食にしているわけではなく、小型の甲殻類やプランクトンなどを主食としているでしょう。
もし自身で魚卵などを用意することが心配であれば下記に通販サイトを張っておきます
https://sanrikuenrichment.com/
三陸エンリッチメント研究室
珊瑚との相性
LPS類は避けた方がいいでしょう
岩やサンゴなどを頻繁に突いて食べ物を探して生きていますのでLPSとの相性は悪いです
オオバナサンゴやハナガタサンゴ、タコアシサンゴなどは狙われやすいです
ソフトコーラル類は比較的に手を出されない傾向があります
サンゴや同属の混泳に関しては結果的には「個体」によってまったく違ってくるので正直なところ「やってみる」しかないと思います
混泳
ヤッコ種以外に執拗に攻撃する種類ではないです
遊泳ハゼやベラ類、ハナダイなどは基本的に敵対しません
同種、同属は縄張り争いに発展します。最悪の場合どちらかが死ぬまでケンカします
ヤッコの混泳はいざという時に隔離できる環境や別水槽がある状態で行うのがお勧めです
病気
ヤッコ類は白点病やウーデニウムなどには罹りやすい種類でしょう。ハダムシなどに寄生されている個体もいます
しっかり水槽の立ち上げを行ってから導入しましょう。ろ過や環境がしっかり立ち上がった水槽では病気には基本的に罹らなくなっていきます
まとめ
- 臆病な性格なので水槽内でボスにしてあげましょう。
- 餌付けの難易度は高くないですが準備はしましょう。
- 病気にならないようにしっかり立ち上げを行いましょう。
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