こんにちは、kakureです!
魚達の目が飛び出てしまい、出目金のような目になってしまう病気ポップアイ
とても痛そうですし、鑑賞する上でも心配の種になってしまいますね
現在この病気は非常に治療が難しく、自然治癒も期待できない状態となっています
ですがある程度の原因や対処について記載していきます
対策としては餌にしっかり水分を含ませて浮いてこないようにしてから水槽内へ入れてあげましょう!
完治が難しい?ポップアイの現状
主にハナダイなどに多く見られる病気で現在では明確な治療法がありません
簡単に言えば目の中に空気が入ってしまい眼球の内側から膨らんでしまう病気
筆者も水中で裁縫針や注射器などで空気を抜いて見ましたが完治に至っていません


上記の写真のように気泡が入ってしまっているのが確認できると思います
この気泡を針や注射器で抜いてやるのですが少し経つとまた気泡ができてしまって治療の繰り返しになってしまいます
写真のでもわかるように黒目の部分がずれてしまい失明してしまっていると思われます
ポップアイとはそもそもどのように発症するのか?
確実に発症するということはないと思いますが一番考えられる事としては「餌やり方法です」
水面にある餌と一緒に空気も取り込んでしまっていると考えています
そのような機会は水槽飼育においてかなり頻度が高いでしょうし、人工飼料を与える際にほとんどのアクアリストが水面に餌を落とすでしょう
魚たちも慣れれば警戒心なしに水面まで餌を取りにきますし、水面の餌を食べたからといって確実にポップアイになってしまうこともないでしょう
淡水魚の場合を考えてみましょう
淡水魚は川や沼、またはブリーディングされた個体が多く出回っています。水面までの距離が海水魚比べて近いですし、酸素不足の場合「鼻上げ」というような水面に空気を吸う動作も行います。要するに単純に慣れている。順応している差ではないでしょうか。淡水魚でも金魚などポップアイに罹る魚はいますが細菌性の場合もあり一概に一括りできないですが海水魚よりも淡水魚の方が水面に対しては接する機会は多いでしょう
海水魚の場合は単独で水面まで餌を取りにくる機会は少ないでしょう。イワシなど水面付近を回遊する魚もいますがマリンアクアリウムにおいて飼育される魚たちはその生涯を水面まで来ることなく終える種がほとんどです。また海水魚は基本的に「鼻上げ」を行いません。そもそも水面から空気を吸うことを習慣としていないからでしょう
まず海水魚の場合は淡水魚と比べて海流や波などで溶存酸素の問題もなく、餌に関しても水面より海中の方が豊富、水面は危険も多く隠れる場所もありません
クマノミなど口の大きな魚は空気も一緒に飲み込んでしまった場合、お腹が膨れ排出まで片側が少し浮いてしまって泳ぎにくい状態で苦しそうにしていることもあります
ポップアイにならないための対策
実に単純なことですが餌を水道水、もしくは飼育水で水面に浮かんでこない状態にして与えましょう
特にフレーク状の餌は浮力が強いのでそのまま水槽内に撒けばほとんどが水面に上がってきてしまいます
また水道水でいいので浸してから与えれば、水分を海水中から浸透圧で調整して得ている海水魚たちの助けになるでしょう
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